肺炎球菌ワクチンを知っていますか?
2026/4/6
[ 看護師からの健康アドバイス ]
肺炎で多くの人が亡くなっています。 2024年日本人の死因では肺炎が5位、誤嚥性肺炎も6位となっています。 肺炎の予防にはワクチン接種が有効です!
肺炎球菌ワクチンの接種が望まれる人は
・65歳以上の人すべて
・65歳未満でも慢性呼吸器疾患(COPD・間質性肺炎・気管支拡張症・喘息など)慢性心不全、慢性腎不全、透析中、肝硬変、糖尿病、免疫が低下しているなどの方々が対象です。
現在肺炎球菌ワクチンは「キャップバックス」と「プレベナー20」があります。どちらも1回の接種で長期間(原則1回)免疫が持続する新しいタイプのワクチンです。
どちらを選ぶべき?
- 定期接種(公費)で受けたい場合:
2026年4月以降、65歳の方などの定期接種にはプレベナー20が全面的に導入されています。費用を抑えて接種したい場合はこちらが一般的です。 - より成人に特化した予防を希望する場合:
キャップバックスは、高齢者の肺炎で特に原因となりやすい菌の型をより多く含んでいます。ただし、多くの場合で自費(任意接種)となります。
成人の肺炎球菌感染症における血清型カバー率(原因となる菌の型をどれだけ網羅しているか)は、キャップバックスの方が高いとされています。
キャップバックス プレベナー比較
主な違いの比較表
| 特徴 | キャップバックス(21価) | プレベナー20(20価) |
| カバーする型の数 | 21種類 | 20種類 |
| 主な対象 | 成人・高齢者 | 小児 〜 高齢者 |
| カバー率 | 約73~80% | 約45~60% |
| 定期接種(公費) | 原則として対象外(任意) | 定期接種の対象(2026年4月〜、65歳の方) |
| 金額 | 自費のみ 14,000円(友の会割引12,900円) | 公費 7,920円 自費 11,550円 (友の会割引 10,450円) |
| 特徴 | 成人で問題となる菌を重点的にカバー | 従来のプレベナー13に7種追加した 広範囲カバー |
| 接種回数 | 生涯に1回でよい | 生涯に1回でよい |

なぜキャップバックスの方が高いのか?
キャップバックスは、「成人の肺炎で特に原因になりやすい菌の型」を重点的に選んで設計されているためです。
一方で、プレベナー20は小児の定期接種でも使われる共通の菌の型をベースにしているため、成人特有の流行型についてはキャップバックスに軍配が上がります。
まとめ
- カバー率を最優先し、自費(約1.4万円程度)でもより手厚く守りたいなら:キャップバックス
- 公費助成(定期接種)を利用して、バランス良く予防したいなら:プレベナー20






