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新潟市食推協議会西支部研修会に参加して

2025/6/26
[ お知らせ ]

 6月18日(水)、新潟市食生活改善推進委員協議会西支部の研修会の講師として安達所長がお声がけいただき講演を行いました。
健康のための三要素として「う(運動)・え(栄養)・き(休養)」が重要とし、今回は「休養(睡眠)」を中心にお話ししました。

「健康寿命」という単語を耳にされたことがある方はいると思いますが、昨今は65歳以上の方の平均余命のうち、介護を必要とする「平均要介護期間」を差し引いた「平均自立期間」という考え方もあります。新潟市の平均では要介護期間は男性で2.0年、女性で3.9年というデータも。

 また、2021年のデータでは『介護が必要となった主な原因』は男性が脳卒中、女性は認知症が多いのです。この認知症、とりわけアルツハイマー病のリスク要因の一つとして、脳内の老廃物(アミロイドβ)の蓄積があります。老廃物は、血流によって脳内から血管を通って排出されます。起きている時より睡眠時のほうが老廃物は排出されやすくなりますが、深い睡眠(ノンレム睡眠)時に除去効率は最大になるようです。しかし、飲酒、アルコールは寝つきが良くなるだけで、睡眠の質は低下させてしまいます。利尿効果によりトイレに行きたくなって目が覚めやすくなるという点もあります。ほかにも睡眠薬による影響を、実際に安達医師が自身で受けてみた検査結果も交えお話ししました。

講演後にご記入いただいたアンケートで、睡眠について気を付けていること・これから気を付けたいことについては、

・毎日の寝る時間・起きる時間を決めている
・日中は体を動かす
・コーヒーを飲むのは昼までにしている
・寝る前にスマホをついつい見てしまうので気を付けたい
・睡眠薬の利用を考えていたが、もう少し使わないでやってみたい

などが記載されていました。
少し難しい部分もありましたが、皆さん興味を持って聞いていただけたようです。

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