坂井輪診療所

高齢者の病気
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ふくらはぎ 男性34㎝ 女性33㎝ 未満は危ない!

2019/11/27
[ 高齢者の病気 ]

これまで「メタボ」ばかりが叫ばれていました。特定健診を受けるときには必ず「腹囲」を測ってますよね。そして「わたしスマートだわ」「血液検査がオールAだった」と喜んでいる方がおられます。しかしそうでしょうか? 若い方が健康的にやせることは問題ありません。でも高齢者の場合はそうとも言えません。内臓脂肪といっしょに筋肉もやせてしまうのです。

筋肉量減少は万病のもと

筋肉には、体をささえ、動かし、エネルギーを貯蔵するという機能があります。生まれたばかりの赤ちゃんは、立つことも歩くこともできませんが、成長とともに筋肉の量が増え、20歳頃にピークになります。しかしその後は、加齢とともに少しずつ減少し、とくに大腿四頭筋では、70歳代には20歳代の4割ほどに低下します。もしまったく運動をしないような生活をしているとさらに減ってしまいます。

筋肉量が減ると、転倒したり病気にかかるリスクがふえます。米ピッツバーグ大学の研究では、歩行速度毎秒1.4m以上の高齢者と、0.4m未満の高齢者を比較すると、男性の10年生存率が「92%に対し35%」女性が「50%に対し15%」と明らかに低下していました。 https://jamanetwork.com/journals/jama/fullarticle/644554

たとえば糖尿病、筋肉は糖を蓄える大切な臓器ですから、筋肉量が減少すると血糖値が上がりやすくなります。また筋肉量が少ないと全身が衰え、免疫力が低下し、呼吸筋がやせ、誤嚥もしやすくなり、肺炎にかかりやすくなります。さらに筋肉は第2の肝臓ともいわれています。もちろん膝腰をささえる筋肉が減れば、活動力が低下し、こころもからだも衰えてしまいます。筋肉が減ることは万病の元なのです。

巻き尺でふくらはぎを測る!

まずは自分の筋力を知ることから! 自分できるいちばん簡単な方法は、巻き尺を用意してください、これまで腹囲を測っていた方は、下肢のふくらはぎのいちばん太いところを測ります。男性で34㎝、女性で33㎝未満の場合は要注意です。該当する方は、かかりつけ医や保健所などで、握力測定、5回椅子立ち上がりテストを受けてください。

体組成計で筋肉量を測りましょう!

もしサルコペニアが疑われたら「筋肉量」を測定しましょう。正確には全身DXA装置で測定しますが、病院でも導入されているところはわずかです。簡便な方法としては電気抵抗を利用したBIA法で測定できます。当院には14年前からBIA法で筋肉量を測定できる体組成計を設置してあります。ご希望の方がおられましたら、声をかけてください。検査料金は無料です。

出典元: サルコペニア診断基準の改訂(AWGS2019 発表)
http://jssf.umin.jp/pdf/revision_20191111.pdf
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